
長年使っていたBOSEのCompanion3 seriesII。音と機能には満足していたが設計が脆弱で、ホワイトノイズと電磁干渉によるハム音が酷く、とうとう右スピーカの出力が弱くなる不具合も出たので買い換え。
PCスピーカに求める条件
- サブウーファ付き
- コントロールポッド付き
- 角形、白黒/黒/クリア
- 2~3万前後
しばらく探していたが条件を満たす物が無く、妥協してFOSTEX PM0.4c(中古で1万前半)とJBL 104-Y3(新品で1万後半)を検討。外見の好みはPM0.4cだが、長年中古を使ってきたので新製品の104-Y3を購入。

サブウーファ無し、コントロールポッド無し、丸い。条件とは真逆。売りは通常数十万する同軸スピーカが低価格でという事だが、その数十万の同軸スピーカを使った事は無い。
特徴
音像定位
曲を流すとそこに空間が生まれたように感じる。音の方向が明確で、何度も聴いた曲の今まで聞こえていなかった細部が聞こえる。
音量を絞っていてもホールに響いてるような臨場感、これが同軸スピーカの音像定位なのか。
104-Y3のカテゴリはPCスピーカではなくモニタスピーカなので、普段数十万の機材に触れている業界人によるレビューが多く、「コスパが良い」「サブや最初の1台にはいい」とあまり熱量の高いものではない。が、PCでの音楽・動画・ゲーム用に2~3万出して少し良い音を求めている層に最高の選択肢だと思う。
最適化
低音補強
音楽プレイヤではイコライザが使えるが、YouTube等ブラウザ再生時の音が軽い。ブラウザ拡張やスタンドアロンのEQもあるが、デスクトップ音声を入力している仮想ミキサVoicemeeterのEQでまとめてBass Boostする。

出力に対してEQを設定出来る(右下・MASTER SELECTION)が、仮想入力にも3バンドEQがある(中央・VIRTUAL INPUT)。これによって音楽等デスクトップ音声は低音強化し、マイク音声はクリアに通す事が可能。マスターEQのように詳細なEQ設定とオンオフ切替が出来れば完璧だった。
位置調整
正面向きなので耳の位置に合わせたいが、同時に買ったDiconのスタンドがデカすぎた。傾斜付きのミニスタンドで上に向けたい。
→待望のクランプ式スピーカスタンドCLASSIC PRO MST3を購入
音量調節
Companion3はコントロールポッドでスムーズに微調整・ミュート出来て便利だった。104-Y3はボリュームノブが重くシームレスではないのでUSB DACを挟む。
→Sound BlasterX G6を購入。よりよい定位感を得たがノブは微妙だったので、ボリューム調整はVolume²でマウス操作に割当。記事