
退職間近の刑事サニーとかつての相棒マーティが再び組み、四六時中皮肉を飛ばし合いながら事件を調査する推理ADV。
寄り道しつつクリアまで7h程度。
魅力
- 皮肉的な台詞
- リッチなグラフィック




システムの短所
- 長い台詞が自動でスクロールされ読み直せない
- まだ聞いていない話があるのにイベントへ進む
- 手動セーブ不可
シナリオの短所
- 被害が無意味に性差別的
発端はある女性が性差別語で脅迫を受けた事。調査中にもその言葉が壁に大きく書かれる。更に他の女性が裸体にその言葉を書かれて殺される。これだけ繰り返すからには事件の真相に深く関係するかと思いきや、特に意味は無い。性的に侮辱され裸で殺される若い女は作品のちょっとしたアクセント、男へのサービスという事だ。
作中に種族差別という言葉は何度も出てきて問題視されているが、性差別はアクセントでありサービスなので誰も問題にしない。
ズートピア然り、擬獣化して差別問題を扱う作品を見ると「最後まで残るのは性差別」を実感する。「差別反対、でも女を買えるシステムや薄着でクネクネ歌う女はそのままで」。