


ジム・トンプスン、町田純、太宰治。
この作家なら一切興味の無い粗筋でもとりとめのない話でも読んでしまう、それも次々に、という文体の才。
ジム・トンプスン、町田純、太宰治。
この作家なら一切興味の無い粗筋でもとりとめのない話でも読んでしまう、それも次々に、という文体の才。
期間限定で公開されていた藤子不二雄の「老年期の終わり」を読み、あまりの老害シナリオに辟易した。
「今の日本のようだ」と現代を勝手に老年期認定する、まさに作中のもう終わりじゃジジイそのものの感想が多い事にも。
例: WALL-E、レディプレイヤー1、シンエヴァ
コールドスリープ漂流から目覚めた主人公は、その廃棄寸前の星に残っていたジジイの「もう人類は老年期じゃ」という嘆きを聞き、地球に戻って確かめる事もせず、絶望し、燃料も持たず再び自殺の如きコールドスリープ漂流に出る。
未来への希望でも何でもない。この話から学ぶ事はジジイの愚痴をまともに聞くなという事だ。